僕は彼女に触れた

ブログ
07 Sep, 2021
投稿者 huang mengting

雨が降りそうな灰色の空、人の往来が絶えない横断橋、ただ緑色をテーマカラーに定める小さいホテルの廊下、ネオンで映される馴染まなくなる町、これらの光景は僕の2019年を構成していた。

その一年での僕はただ一つの考えが一番多かったが、それは生きたくないこと。

卒業してからというもの、専門に関わる仕事を辞め、家に半年くらい引きこもり、ずっと望んでいる合格書なども取れなかった。こうして、ずっと失敗と絶望に満ちる生活に足掻きまくっていたことはあの頃の僕にとって、常態になったのだ。

高校の時、ある先生は成績で遅れを取る学生たちに「もしどうしても変えられないと、平然にそれを受け取れ！」と言っていたが、何年ぶりの僕は今更しみじみとその言葉を理解してしまった。それに、さらに自分にも周りの社会にも無力感を感じられていた。

しかも、それらだけでなく、その一年間で、僕の恋愛もそれほど順調ではなく、ひたすら切ない気がしただけなんだ。

一人で仄暗い借り家にゴロゴロして、孤独で寂しい魂を慰めるために、ソーシャルアプリをやり始め、やればやるほど恋の衝動がさらに鮮烈になり、やがてソールというアプリを通して、ある遠くの都市からの女の子と知り合った。その後、約束の初対面となり、彼女の到来が私をこの冷たすぎな町がそこまで無情ではないと思わせ、当たり前に滅多にない幸せも感じ取れた。

彼女がここについてから、やがて一週間くらい居て、その後自分の町に帰っていった。

こうして、遠距離恋愛にならなければいけないという局面になったのは安全感が欠けている僕にとって、致命に迫るダメージのように僕の僅かな自信と期待が絶えず瓦解され続け、最終にこの冷たい世界からの悪意通りに、ついに彼女と別れてしまった。

借り家の屋上に粗末なテラスがあり、僕はいつもそこに上がり、新鮮の空気を吸い、遠くの景色を眺めに行ってたけど、自分が住んでいた場所は安いせいか、屋上でも、まだかなり低い場所にいる気がし、なんとなく自分がいる階層を仄めかしているように思えかねない。

毎度そこに立ってて、周りの高すぎな建築がまるで低い場所にいる僕を取り囲んで飲み込みそうな不気味な感じなんで、そこで僕もいつもそこに高い建物の間に空いてる欠けを眺めて、午後六時くらいになると、その欠けから太陽がもうすぐ沈もうとしているところに少しの日差しが射してきて、その日光を浴びながら、僕を暫くつらい生活に足掻いて生きているこのことを忘れさせ、まるで生まれ変わったようにその寸刻の喜びが思う存分楽しめる。

つまり、後の人生がどうなるかは僕に到底分かれなく、分かってもどうしようもないんで、このままで生きてるしかないんだろうと僕は認識した。

命は僕にとって、以前には未来で何かしようと思ったり、何か実現したいと思ったりする不可欠の条件だったが、現在には、さらに役目を果たすように、元々預けられた多くの意義が時が経つに従い、段々ぼやけてきて、喪失してしまったかなと僕はこう考えずにはいられないんだ。

でも、あまりそんな深刻なことばかり考えては、精神状態に全然良くないと思う。だから、上記に書かれたような僕のようなタイプの人には、孤独を紛らせるようになるばかりじゃなく、精神状態までも変えられるかもしれないほどいい品物を紹介しようと思う。

それはまさにラブドールなんです！！！

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